運転免許証第二種とは?第一種との違い
- 「そもそも運転免許証第二種ってなに?」
- 「運転免許証第二種にはどんな種類があるの?」
- 「運転免許証第二種と第一種との違いを教えて欲しい」
この記事はこういった疑問をお持ちの方向けに書いています。
この記事を読めば、運転免許証第二種についての基本的な部分から運転免許取得までの網羅的な知識を得ることができます。
ぜひご覧ください。
運転免許証第二種とは?
運転免許第二種とは旅客を運送する目的で、旅客自動車を運転するのに必要な免許です。
ここでの旅客自動車とはバス、タクシーなどの車両のことを指します。ただし、自家用バスや送迎用の自家用車などは旅客自動車に含まれません。
運転免許証第二種の種類
運転免許証第二種には以下の5種類があります。
乗車定員 | 最大積載量 | 車両総重量 | |
普通二種 | 10人以下 | 3トン | 5トン |
中型二種 | 11人以上29人以下 | 3トン超6.5トン未満 | 5トン以上11トン未満 |
大型二種 | 30人以下 | 6.5トン | 11トン以上 |
けん引二種 | – | – | – |
大型特殊二種 | – | – | – |
普通第二種免許には普通第一種免許と同様にMT車とAT車の区別もされています。運転代行や介護タクシーにも必要な運転免許でもあり、徐々に取得する人が増えています。
この5種類において、けん引二種と大型特殊二種はかなり珍しい免許です。けん引二種はトレーラーバスと呼ばれる車両を運転できる唯一の免許となっています。また、大型特殊二種は除雪車やクレーン車、ブルドーザーなどの車両を運転できる免許です。
けん引二種と大型特殊二種に実用性はほぼありません。なぜなら、これらの車両で旅客を運送する機会が存在しないからです。しかし、一通りの免許をマスターしておきたいという方に人気があります。
運転免許証第二種の取得条件
運転免許証第二種と第一種の違いを解説!
運転免許証第二種と第一種の基本的な違いとしては先ほど述べたとおり、旅客を運送する目的で運転するか否かであるといえます。
ただ、試験内容にも違いがあるので解説していきます。
学科試験での違い
運転免許証第二種では、第一種で勉強する内容に加えて専門的な旅客輸送に関わる知識の習得が求められます。
学科試験の合格点は第一種と同じ90点以上ですから、問題の難易度が高くなるといえるでしょう。
技能試験での違い
運転免許第二種では、第一種と違い「乗客を乗せた状況を想定しながら、安全で正確な運転」をすることが求められます。さらに、合格点も80点以上となっており、第一種と比べ10点多くとらなければなりません。
運転免許証第二種の取得条件に「第一種免許の取得後3年以上経過している」というものがあるため、自分の運転に悪いクセがついている可能性があります。
技能教習のうちから運転の基本を改めて学び直す姿勢が求められるでしょう。
運転免許第二種のみできる仕事と第一種でもできる仕事
第二種のみできる仕事(運転手) | 第一種でもできる仕事(運転手) |
・乗合バス・貸切バス
・タクシー ・運転代行 ・民間救急車 ・ハイヤーなど |
・宅急便ドライバー
・一般貨物自動車 ・霊柩車 ・ホテルのシャトルバスの送迎車 ・介護者の移動車両 ・学校の送迎車両など |
以上のように有償で旅客運送運転をおこなう場合には第二種が必要になります。
霊柩車が第一種でもできる理由は、ご遺体が貨物と区別されるためです。ただし、有償でバス型霊柩車に遺族を乗せる場合には第二種が必要になるので注意してください。
まとめ
運転免許証第二種は第一種と比べ、取得が難しくなっています。ただ、運転手としてお金を稼ぎたい方には必須の免許です。
また、第二種は第一種よりも上位の免許となっているので、第二種の免許をもっていれば第一種で運転できる車両も運転することができます。そのため、迷っている方は取得する方を選択してみても良いのではないでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました。