大型自動車の免許を取るには?運転できる車両も解説
「大型自動車の免許をとるための条件や費用、時間について知りたい。」
「大型自動車の免許で運転できる車両について知りたい。」
この記事はそんな方に向けて書いています。
大型自動車の免許を安く取るための方法についても書いているのでぜひご覧ください!
大型自動車の免許を取るには?
大型自動車の免許を取るのに満たすべき条件
大型自動車免許を取るためには以下の6つの条件を満たす必要があります。
- 21歳以上
- 普通免許・準中型免許の取得から3年以上経過(MT車のみ)
- 視力両眼で8以上、片目で0.5以上、深視力2.5mの距離で平均誤差2.0cm以内(カラコン、度付きサングラスを除く眼鏡、コンタクトレンズは使用可)
- 赤、青、黄の3色の識別ができる
- 自動車の運転に支障を及ぼす身体障害がないこと
- 10mの距離で90dbの警音器の音が聞こえること(補聴器使用可)
大型自動車の免許では、とくに視力が重視されるため他の免許を取得する際は必要のない「深視力」が必要になります。
深視力とは、一般的に言われる視力とは違い両眼視機能と呼ばれる眼の「遠近感・立体感を感じる能力」のことです。
左右の視力や矯正度数に大差がある場合などに合格できない可能性があるので適切な眼鏡やコンタクトレンズを用意しましょう。
大型自動車の免許を取るのに必要な費用・時限数
所持免許 | 基準時限数 | 教習料金 | |||
---|---|---|---|---|---|
技能 | 学科 | ||||
第1 | 第2 | 第1 | 第2 | ||
準中型 | 5 | 4 | – | – | 148,500円(税込) |
準中5t限定MT | 5 | 6 | – | 1 | 177,100円(税込) |
準中5t限定AT | 9 | 6 | – | 1 | 207,900円(税込) |
普通車(MT) | 7 | 8 | – | 1 | 207,900円(税込) |
普通車(AT) | 11 | 8 | – | 1 | 238,700円(税込) |
大特・大特二種 | 13 | 18 | – | 4 | 353,100円(税込) |
大型自動車の免許を取るのに必要な費用例をまとめると上記のようになります。
大型自動車の免許を安くとるための方法
大型自動車の免許を安くとるための方法は、一発試験でとる、合宿で取るなどいろいろありますが一番確実なのは以下の2つでしょう。
・教育訓練給付制度を利用する
再就職や転職のために大型自動車免許を取る人は、「教育訓練給付制度」を活用するといいです。
現役で働く労働者や離職者が厚生労働大臣指定の教育訓練講座を受講・修了した場合、その教育訓練施設に支払った経費の一部を国が支給してくれる制度になります。
最大で20%(上限10万円)まで負担してくれるので費用を抑えることができます。
・合宿免許で取得する
まとまった時間が取れる方には、短期間で安く確実に免許を取得できる合宿免許もありかもしれません。
豪華なホテルに宿泊するプランを避けを寮に宿泊するタイプを選択する、シングル部屋ではなく相部屋にするなどの工夫でさらに費用を抑えることができます。取得期間は2週間ほどです。
大型自動車の免許で運転できる車両を解説
大型自動車第一種免許
大型自動車、中型自動車、普通自動車、小型特殊自動車、原動機付き自転車の運転が可能です。大型自動車とは以下のいずれか1つでも満たした車両のことを言います↓
・車両総重量:11トン以上
・最大積載量:6.5トン以上
・乗車定員:30人以上
最近は見た目の大きさとは裏腹に、車両総重量が大幅に増加している車両もあるようなので注意が必要です。
大型自動車第二種免許
30人以上乗れる観光用のバスや路線バスの運転が可能です。その他にも旅客運送用の中型自動車や普通自動車、代行運転用の普通自動車も運転することができます。
大型自動車一種よりも上位の免許であるため、旅客運送用ではない大型自動車、中型自動車、普通自動車、小型特殊自動車、原動機付き自転車も運転することができるのも特徴です。。
まとめ
大型自動車免許は自動車を運転して「大きめの物を運ぶ」可能性のある方は、持っておくべき免許といえるでしょう。
トラックの運転手に転職するという道もありますから、可能性を広げるという面でももっておいて損はありません。
皆さんも迷っているくらいなら、大型自動車免許を取得してみてはどうですか?
最後までご覧いただきありがとうございました。