免許を取るならATとMTのどっちが良い?それぞれの違いも解説
- 「ATとMTのどちらを取得するのがいいの?」
- 「男でAT免許は恥ずかしいかな?」
ここでは、こういったよくある?疑問について考えていきたいと思います。
結論を言ってしまうと特にこだわりやMTが必要な理由がない方はAT免許を取得するのがオススメです。
また、男性でAT免許を取得するのは恥ずかしくありません。
では、これらの内容を深掘りしていきますのでぜひご覧ください。
ATとMTはどっちがいいか?違いを解説
特に理由がなければAT免許を取得することをオススメすると言いましたが、決めるのはあなたです。
ここでは、AT免許とMT免許の違いを解説していきます。
ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください。
AT免許
実際に私はAT免許を取得したのですが、特に理由がない方はAT免許で十分だと思います。というより、むしろオススメしたいぐらいです。
AT免許がオススメな理由は以下の2つが挙げられます。
免許取得までに必要な時間・お金を抑えられる
AT免許取得とMT免許取得に必要な教習時間・料金の例は以下の通りになります。
免許 | 教習時間例 | 料金(税込) |
AT免許 | 学科:26時間 | 299,200円 |
MT免許 | 学科:26時間
技能:34時間 |
313,500円 |
※こちらはあくまで例となります。
上記のようにAT免許は、MT免許と比べて技能教習時間が少なく、料金が15,000円ほど安くなっています。
「なんだ、15,000円程度か、あまり変わらない」という方もいるかもしれません。
しかし、これらは基本的にかかる時間と料金です。
1回でクリアできなければ、追加の技能講習や技能検定、再試験などを受けなければならない可能性もあります。
そのときにかかる料金がこちらです。
追加名 | 追加料金(税込) |
追加技能教習 | 1時限:4,950円 |
追加技能検定 | 1回:5,500円 |
仮免学科再試験 | 1回:1,700円 |
※こちらは2020年10月現在、当校で定めている料金です。
MT車の運転は、慣れるまではかなり難しいので多くの人が追加講習や再試験を受けます。その一方で、AT車の運転はMT車と比べると簡単なので1度も追加講習や再試験を受けずに免許取得というのも可能です。
こうなると、合計の教習時間・料金には大きな差が出てきてしまいます。
この、MT免許取得に比べ、少ない時間とお金で免許を取得できることがAT免許取得をオススメしている理由の1つになります。
最初から楽しく運転しやすい
AT車の運転は、最初から楽しく運転することができます。
カーブを曲がるときにハンドルをどのくらい回すかであったり、アクセルやブレーキの強弱の調整、乗っている車がどこら辺を走っているかなどの感覚を磨く必要はありますが、それを差し引いても楽しいです。
AT車は、MT車と比べると操作が少なくて済みますから、初心者でも安心して運転しやすいです。
これもAT免許取得をオススメする理由になります。
MT免許
MT免許を取得した人に多いのですが、「MTの運転難しい…しんどい。」という言葉を耳にすることがあります。
MTの運転が難しい理由は以下の2つがあげられます。
操作回数が多い
MTは、ATと比べて操作回数が多いです。
MT車には、ブレーキ、アクセルの他に「クラッチペダル」と呼ばれる第三のペダルがあります。AT車を運転する際には使わない左足をつねに動かさなければなりません。
また、左手で扱う「シフトレバー」についても、AT車の場合は、基本的に「駐車」「前進」「バック」の3つの操作だけなのですが、MT車は、「発進」「加速」「減速」「停車」と速度の変化に応じて、1~5段階の操作をする必要があります。
このように、MT車はAT車に比べると圧倒的に操作回数が多いです。これがMT車が難しいと言われる理由の1つになります。
ミスが起こりやすい
特に起こりやすいミスは「エンスト」でしょう。主に発進時や停止時に起こります。
「1回の教習で3回ほどエンストした…。」という人もいました。
「エンスト」をするとエンジンが止まってしまいますから、怖いですよね。
ここを克服するのに時間がかかりますから、しばらくはエンジンが止まるストレスを味わうことになるでしょう。
次に起こりやすいミスは、「変速ミス」です。主にシフトするギアを間違ったり、クラッチペダルの操作があらいことによって起こります。「変速ミス」をすると車にダメージを与えてしまうので注意が必要です。
ただ、これらの技術をマスターしてしまえば、AT車よりもスムーズに発進・ギアチェンジをおこなうことができます。それに運転も楽しくなってくるようです。
「MT車は最初は運転が難しかったけど、慣れたら楽しくなってきた。」という人も中にはいます。
「もともとMT車が好きだ」という方や、「将来は海外で仕事をしたい」「MT車を利用する仕事をしたい」という方はMT免許をとるのもよいのではないでしょうか?
男性でAT免許は恥ずかしいか?
「男なのにATなの、、、?」という人は以前はいたかもしれませんが、今ではほとんどいないと思われます。
周りに流されてなんとなくMT免許を取るよりは、AT免許をとって上手に運転できるようになる方が良いと思います。
MT免許を取得する方は目的を持って取得した方が良いです。
もしかすると、「AT免許をとってMT車を運転しなければならなくなったらどうするの?」という疑問をもたれる方もいるかもしれません。
基本的に日本の99%以上の車はAT車ですから問題はないと思います。
ただ、そうなってしまった場合は、AT限定解除をおこなうのも選択肢の一つです。
少し値段はかかりますが、必要に応じてMT車を運転できるようにするほうが、多くの人にとっては合理的なのかもしれません。
まとめ
AT免許とMT免許どちらをとるか迷いどころではありますが、特に目的も無いままMT免許を取るというのはあまり意味がないため、再検討しても良いでしょう。
AT免許を取得して、運転を楽しみながら上達させるという方法もあります。
もちろん、MT車が好きだ、必要があるという方はMT免許を取得するべきです。
人それぞれ、考えは違いますから、この記事を参考にしていただき自分だけの答えを出して頂けると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。