大型自動車免許の取得にかかる費用や期間について
「大型自動車免許を取得するための条件って何?」
「大型自動車免許の取得にかかる費用や期間を教えて欲しい」
本記事はこういった疑問をお持ちの方に向けて書いています。
✓本記事の内容
・大型自動車免許を取得するための条件
・大型自動車免許の取得にかかる費用と期間 |
この記事を読むと、大型自動車免許を取得するための条件を知ることができます。さらに取得にかかる費用と期間についても解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
大型自動車免許を取得するための条件
大型自動車免許を取得するためには、以下の3つの条件を満たす必要があります。
- 免許の取得日に満21歳以上であること
- 普通、準中型、中型、大型特殊免許のどれかを取得している、かつ、運転経歴が通算3年以上経過していること
- 身体条件を満たしていること
なかでも、③の身体条件はいくつか適正検査があるので、詳しく解説していきます。
適性検査は全部で3つあり、視力と聴力、運動機能の検査です。
視力は、両目が0.8以上で片目が0.5以上であり、深視力検査の平均誤差が2センチ以内である必要があります。それに加えて、信号機などで使用される3色(赤・黄・青)を識別できることも条件の1つです。
*コンタクトレンズは使用可能。
聴力は、10メートル離れた距離で90デシベルの警音器の音を聞き取れることが条件としてあげられています。
*補聴器は使用可能。
運動機能は、自動車の運転に支障をきたす身体的障害がないことが条件です。
他の自動車免許の条件と重なる部分もあれば、大型自動車免許ならではの条件もあります。まずは、これらの条件を満たしているかどうかを確認しましょう。
大型自動車免許の取得にかかる費用と期間
大型自動車免許の取得にかかる費用と期間は、すでに取得している免許の種類によって異なります。また、通学と合宿のどちらを選ぶかによっても変化します。
大型自動車免許を取得する時にかかる費用の相場*通学
取得済み免許 | 大型免許取得にかかる費用 | 大型免許取得にかかる期間
(技能教習) |
普通 | 35万程度 | 30時間 |
準中型 | 30万程度 | 23~25時限 |
中型 | 20万程度 | 14~20時限 |
大型特殊 | 50万程度 | 45時限 |
上記では、通学にかかる費用と期間の相場を紹介しました。合宿で取得する場合は、費用が5万円ほど安くなり、期間は5日ほど短くなります。
また、日数については、普通免許であれば20日程度、中型免許であれば15日程度を目安にしていただけるとよいです。
教育訓練給付金制度を使うと費用を減らせる!?
教育訓練給付金制度とは、雇用保険の1つです。この制度を利用すると、大型自動車免許の取得にかかった費用の一部を助成金として、受け取ることができます。
助成金の上限は、費用の20%となっています。*最大10万円
助成金を受け取るための条件は以下の2つです。
- 雇用保険の加入が1年以上、
- 離職してから1年以内
教育訓練給付金制度を利用するためには、さまざまな書類が必要になります。
まずは、ハローワークに申請をすることから、はじめましょう。
まとめ
今回は、大型自動車免許の取得にかかる費用と期間について解説してきました。今現在、取得している免許によって費用や期間は大きく変化することが分かったと思います。
大型自動車免許を取得することで、いろいろな車を運転できるようになります。また、トラックやバスのドライバー不足が目立ってきていることもあり、貴重な存在になれるはずです。就職の幅を広げるために取得するのもよいと思います。
大型自動車免許の取得を考えている方は、自分が条件を満たしているかと教育訓練給付金制度を利用できるかを確認しておきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。