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  7. 準中型免許の取得条件、運転できる車両、費用の相場や期間について

準中型免許の取得条件、運転できる車両、費用の相場や期間について

「準中型免許って何?どんな車を運転できるか知りたい」

「準中型免許を取得に必要な条件ってある?」

「準中型免許の取得にかかる費用や期間を教えて」

準中型免許の取得を検討しだしたばかりの方は、このような疑問をお持ちではないでしょうか。

 

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そこで、本記事では、

  • 準中型免許の取得条件
  • 準中型免許で運転できる車両
  • 準中型免許の取得にかかる費用の相場
  • 準中型免許の取得にかかる期間

といった免許取得を行う前に確認しておきたい基礎知識についてまとめていきたいと思います。

はじめに

準中型免許は2017年3月12日から新設された運転免許です。

若者がトラックドライバーの仕事に就けるようにする目的でつくられたため、18歳以上であれば、普通免許を所持していなくても取得できます。

配送関係の仕事に就きたい方はぜひとも取っておきたい免許であるといえるでしょう。

 

それでは、準中型免許の取得条件、運転できる車両、費用の相場や期間について解説していきます。

 

準中型免許の取得条件

準中型免許は18歳以上であれば、誰でも取得することができます。

 

運転経歴も必要ないので高校卒業と同時に準中型免許を取得して配送関係の仕事に就職することも可能です。

同じ配送関係の自動車免許として中型免許がありますが、こちらは20歳以上で2年以上の運転経歴がなければ取得できません。

以前であれば、高校卒業したばかりだとトラックドライバーになれなかったというわけです。

 

準中型免許で運転できる車両

免許の種類 車両総重量 最大積載量 乗車定員 年齢 普通免許歴
普通免許 3.5トン未満 2トン未満 10人以下 18歳以上 なし
準中型免許 7.5トン未満 4.5トン未満 10人以下 18歳以上 なし
中型免許 11トン未満 6.5トン未満 29人以下 20歳以上 2年以上
大型免許 11トン以上 6.5トン以上 30人以上 21歳以上 3年以上

 

上記はそれぞれの免許で運転できる車両の大きさと乗車定員、取得条件を記した表です。

 

準中型免許は、車両総重量が3.5トン以上7.5トン未満かつ、最大積載量が2トン以上4.5トン未満の運転が可能となっています。

つまり、最大積載量が2.0~2.9トンである2トントラック、最大積載量が3.0~3.9トンである3トントラックの運転ができるということです。

 

残念ながら、4トントラックを運転するには中型免許が必要になりますが、トラックドライバーとして働く上では準中型免許でも十分にやっていけるでしょう。

 

準中型免許の取得にかかる費用の相場

普通免許を所持していない場合

理論上、費用を最も安く抑えられるのは一発試験です。

 

受験料が8650円であり、取得時講習受講料が32200円の合計40850円だけで済みます。ただし、試験の難しさや独学の限界を考えると、あまり現実的ではありません。

 

ほとんどの人が指定自動車教習所を利用して免許を取るわけですが、通学で取るのか、合宿で取るのかによって費用が変わります。

 

教習所の繁忙期、閑散期によっても費用は変化しますが、通学の場合は40~50万円程度です。

 

普通免許を既に持っている場合

2017年3月12日以降に普通免許を取得した方

準中型免許が新設されてから普通免許を取得した方であれば、15万程度で準中型免許を取得することができます。

普通免許の取得と合わせるとやや割高となるので、まだ免許を取得していない方で準中型と普通のどちらを取ろうか迷っているのであれば、準中型免許を取得する方がよいでしょう。

 

2017年3月12日以前に普通免許を取得した方

準中型免許が新設される前に普通免許を取得した方は準中型免許(5t限定)を既に取得していることになっており、運転免許証には、「準中型で運転できる準中型車は準中型車(5t)に限る」と記されています。

 

これは、準中型免許が車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量4.5トン未満

の車両をカバーしているのに対して、以前の普通免許は車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満をカバーしているためです。

 

つまり、この差を埋めるための限定解除という形での免許取得となります。

 

限定解除には2つの方法があり、1つは指定教習所で技能教習を受講し、技能審査を合格。その後、運転免許センターにて手数料を支払い限定解除してもらう方法です。

 

こちらは60000円程度の費用がかかります。

 

2つ目は運転免許センターで試験を受け、合格後に手数料を支払って限定解除してもらう方法となります。要は一発試験です。

 

こちらの費用は3000円程度となっています。

 

一発試験とはいえ、準中型免許を0から取る場合と比較すると難易度は控えめです。トラックドライバーとしての経験が豊富な方は1度チャレンジするのもありでしょう。

 

準中型免許の取得にかかる期間(目安)

 

所持免許 技能教習 学科教習 通学期間
なし 41時間 27時間 2~3か月
普通免許 13時間 1時間 14日程度
準中型免許

(5t限定)

4時間 なし 4日程度

 

上記は所持免許別の準中型免許取得にかかる目安の期間をまとめた表です。

自動車学校の込み具合によって期間は前後しますが、普通免許を持っている方は教習所に問合せをして受け入れ可能かどうか、状況を確認しておくと良いでしょう。

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まとめ

今回は準中型免許の取得条件、運転できる車両、費用の相場や期間について解説してきました。

 

高校卒業と同時にトラックドライバーになれる準中型免許は、自分のできる仕事の幅を増やせる便利な運転免許です。

 

配送関連の会社に就職しようと考えている方は取っておいて損はないでしょう。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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