中型自動車免許の取得条件、運転できる車両、費用の相場や期間について
中型免許は2007年6月2日から新設された運転免許です。
いわゆる4トントラックを運転できるようになる免許であり、運送会社などに就職するなら、ぜひとも持っておきたい免許であるといえるでしょう。
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ここではそんな中型免許の取得条件、運転できる車両、費用の相場や期間について解説していきます。
✓本記事の内容
| ・中型免許の取得条件
・中型免許で運転できる車両 ・中型免許の取得にかかる費用の相場 ・中型免許の取得にかかる期間 |
中型免許の取得条件
普通免許や準中型免許とは異なり、中型免許を取得するには以下3つの条件を満たす必要があります。
・満20歳以上である
・普通免許取得後、2年が経過している
・普通免許はMTである
この普通免許取得後の2年には、免許停止処分が課されていた期間を含むことはできないので注意が必要です。また、現在、普通免許をAT限定で取得している方は教習所で追加教習を受け、解除しておきましょう。
以上が中型免許の取得に必要な最低条件です。
この他にも、一般的な視力、聴力などの適性検査に加え、普通免許ではなかった深視力の測定があります。深視力とは奥行きや立体感などを正しく捉えられているかを調べるための検査であり、トラックドライバーが安全に運転するのに必要な能力です。
このあたりの適性検査の条件を満たすかどうかは実際に教習所に行って確認してみましょう。
中型免許で運転できる車両
| 免許の種類 | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 | 年齢 | 普通免許歴 |
| 普通免許 | 3.5トン未満 | 2トン未満 | 10人以下 | 18歳以上 | なし |
| 準中型免許 | 7.5トン未満 | 4.5トン未満 | 10人以下 | 18歳以上 | なし |
| 中型免許 | 11トン未満 | 6.5トン未満 | 29人以下 | 20歳以上 | 2年以上 |
| 大型免許 | 11トン以上 | 6.5トン以上 | 30人以上 | 21歳以上 | 3年以上 |
上記はそれぞれの免許で運転できる車両の大きさと乗車定員、取得条件を記した表です。
中型免許は、車両総重量が7.5トン以上11トン未満かつ、最大積載量が4.5トン以上6.5トン未満の車両を運転することができます。
具体的に言うと、4トントラックやマイクロバスなどのドライバーとして業務に就くことができるということです。
中型免許の取得にかかる費用の相場
かなり難易度はあがりますが、一発試験であれば、理論上は最も安く免許を取得できます。
かかる費用は、受験料、試験車使用料、免許交付手数料、取得時講習受講料の合計30650円だけです。ただし、試験は難しく、独学にも限界があるため、あまり現実的な費用とはいえません。
そのため、多くの人は指定自動車教習所に通って免許を取得するわけですが、通学か合宿か、所持している免許は何かによって費用が変わってきます。
それぞれの費用相場は以下のとおり↓
| 所持免許 | 通学 | 合宿 |
| 普通免許 | 18～24万 | 21～27万 |
| 準中型（5t限定） | 18～21万 | 20～24万 |
| 準中型免許 | 15～20万 | 20～24万 |
教習を受けるエリアが地方か都会かによって費用にばらつきがあり、一般的には都会の方が高くなる傾向にあります。
また、普通免許と異なる点で言えば、合宿免許がやや割高になります。
これらはあくまで相場であり、教習所の閑散期にはもっと安く抑えられることがあります。
そのため、具体的な費用については実際に受けようと考えている教習所に確認を取ることをオススメします。
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中型免許の取得にかかる期間
| 所持免許 | 技能教習 | 学科教習 | 通学期間 |
| 普通免許 | 15時間 | 1時間 | 1か月程度 |
| 準中型免許
（5t限定） |
11時間 | 1時間 | 20日程度 |
| 中型免許 | 9時間 | 0時間 | 14日程度 |
上記は所持免許別の中型免許取得にかかる期間の目安をまとめた表です。
通学期間には個人差が大きく出ます。
特に仕事をされている社会人や授業が忙しい学生は、スケジュール通りになかなか進まず、免許取得までに長い期間を要することが多いです。
そのため、あらかじめ余裕をもったスケジュールを立てることが大切ですよ！
まとめ
今回は中型免許の取得条件、運転できる車両、費用の相場や期間について解説してきました。
トラックドライバ－としてのキャリアを歩んでいくのであれば、中型免許の取得は必須条件ともいえます。
求人数も格段に増えますし、給料アップも期待できるでしょう。
運送関連の会社に就職している方や就職したい方はぜひ中型免許の取得にチャレンジしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
