タクシードライバーになるには?必要な資格や条件を解説。
「タクシードライバーになるために必要な資格や条件ってある?」
「タクシードライバーに向いている人ってどんな人?特徴も知りたい」
今回はこのような疑問にお答えするような趣旨で記事を書いています。
✓本記事の内容
タクシードライバーになるために必要な条件・資格
タクシードライバーの特徴 タクシードライバーに向いている人 |
中には、タクシードライバーにあまり良い仕事ではないというイメージを持っている人も多いでしょう。
ただし、実際のところは休日が多かったり、自分の実力が収入に反映されたりと魅力的な部分も多い職業です。
この記事ではタクシードライバーになるために必要な資格や条件をはじめとし、特徴やどんな人が向いているのかまで解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
タクシードライバーになるために必要な資格・条件
普通自動車第二種運転免許
タクシードライバーになるためには、普通自動車第二種運転免許が必要です。
この免許を取得することでバスやタクシーなどの旅客自動車をお客様から運賃をもらって運転したり、運転代行の業務として普通自動車を運転したりできるようになります。
とはいえ、入社前から第二種運転免許を取得する必要がないのがポイント。
多くのタクシー会社は面接を受けて入社が決まったあとに、免許取得の費用を負担してくれるでしょう。
ただし、第二種運転免許を取得するには「普通自動車第一種運転免許の取得から3年以上経過」という条件を満たす必要があるので注意が必要です。
つまり、どんなに早くても21歳からしかタクシードライバーにはなれないということになります。
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地理試験に合格
東京都、大阪府、神奈川県などの大都市圏のうち、特に交通量が多い地域でタクシードライバーになるには「地理試験」に合格する必要があります。
それぞれの具体的な地域↓
東京都 | 東京23区・三鷹市・武蔵野市 |
大阪府 | 北ブロック(大阪市淀川区・東淀川区・豊中市・池田市・吹田市・箕面市・摂津市・高槻市・茨木市・島本町)
中ブロック(北ブロック以外の大阪市・守口市・門真市・八尾市・東大阪市) 南ブロック(堺市・和泉市・高石市・泉大津市・忠岡町) |
神奈川県 | 横浜市・川崎市・三浦市・横須賀市 |
地理試験では、担当する地域の道路や施設、交差点など名前をはじめとし、接客マナーや法令遵守に関する知識を問われるでしょう。
出題される40問中32問に正解すると合格です。
一発合格できるのが理想的ですが、合格率も40~50%とそこまで高くないため、何度か受験して合格するという方も少なくありません。
ただし、問題集や過去問を解いてしっかりと対策をすることは必須になるでしょう。
タクシードライバーの特徴
休日が多い
タクシードライバーは長時間勤務になる反面、休日が多い職業です。
というのも、隔日勤務(1日おきに働く)の場合は月の最大勤務は13日までと定められており、月の半分以上を休むことができます。
普通のサラリーマンのような昼勤とは異なり、生活のリズムが大きく変化するので最初は大変ですが、慣れたら自由な時間が増えたと感じるようになるでしょう。
また、タクシードライバーにはなりたいけど、どうしても夜勤はしたくないという方は昼勤も選べるので安心してください。
※会社によっては勤務形態を定められている所もある
ただし、昼勤は夜勤と比べると単価が低くなりやすいので収入が減る覚悟は必要になります。
学歴や経験を問わない実力主義
タクシードライバーは圧倒的な実力主義社会です。
普通免許を取得して3年以上の人であれば、学歴関係なく誰でも挑戦できますし、入社後の給与形態も歩合制が多いため、自分の売上次第で給料が大きく変化します。
逆に言えば、受け身の人では稼げない職業であるともいえるでしょう。
また、実力をつけて、専門性の高いタクシードライバー(観光タクシー、介護タクシー、マタニティタクシー、キッズタクシー)になったり、個人タクシーとして開業したりするというキャリアアップも可能です。
タクシードライバーに向いている人
自己管理ができる人
タクシードライバーは長時間勤務が一般的であり、安全に運転するためにも体調管理が欠かせません。
睡眠不足や疲労がたまった状態での運転を繰り返すと、最悪の場合、事故に繋がってしまう事も考えられます。また、歩合制の給与形態であるが故に体調不良による休みで収入が下がることもあるでしょう。
自分の業務がそのまま収入に反映される自営業に近い部分があるので、自己管理ができない人は安定して稼げないという面があります。
運転を苦痛に思わない人
タクシードライバーは一日中運転をするため、運転を苦痛に思う人では絶対に務まらない職業です。
身体的にも精神的にも多大なストレスを感じ、体調を崩してしまうでしょう。
その反面、運転が苦痛にならない人にとっては天職とも呼べる職業になる可能性があります。運転が好きでなくても、苦痛に感じないのであれば1度挑戦してみるのもよいかも知れません。
相手のことを考えられる人
タクシードライバーは、ただ運転するだけではなく、お客様と関わる接客業務も行なう必要があります。
お客様との会話が苦手だったとしても、急いでいる雰囲気を感じ取ってテキパキ動くといった、相手のことを考えた行動が必要になるでしょう。
業務をこなすなかでコミュニケーション能力も高めていくと、固定客の取得も可能になり、収入アップにも繋がります。
まとめ
今回は、タクシードライバーに必要な資格や条件、特徴、向いている人について解説してきました。
タクシードライバーに悪いイメージを持っている人も少なくありませんが、向いている人にとってはかなり良い職業です。
年功序列の給与形態に飽き飽きしたという方はぜひ挑戦してみてください。