けん引自動車免許の取得条件、運転できる車両、費用の相場や期間について
- 「けん引自動車免許って何?どんな車を運転できるか知りたい」
- 「けん引自動車免許を取得に必要な条件ってある?」
- 「けん引自動車免許の取得にかかる費用や期間を教えて」
今回は、こういった疑問をお持ちの方向けに記事を書いています。
✓本記事の内容
・けん引自動車免許の取得条件
・けん引自動車免許で運転できる車両 ・けん引自動車免許の取得にかかる費用の相場 ・けん引自動車免許の取得にかかる期間 |
車両総重量が750kgを超える車をけん引するときに必要な「けん引自動車免許」。
想像しやすいものとしてはタンクローリーや貨物トレーラーなどがあげられるでしょう。
この記事ではけん引自動車免許の取得条件、運転できる車両、費用の相場、かかる期間について解説していきます。
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けん引自動車免許の取得条件
けん引自動車免許を取得する条件は以下の2つだけです。
・運転免許を取得しておくこと
・身体調査の条件を満たすこと
運転免許は普通・準中型・中型・大型など何でも良いですが、取得している免許に応じて運転できるけん引自動車の種類が制限されます。
また、身体調査で確認されるのは、視力、色彩識別能力、聴力、運動能力の4項目です。
視力検査はコンタクトやメガネの使用は可能ですが、両目で0.8以上、片目で0.3以上必要となります。それに追加で奥行きを見る能力を調べる深視力検査も行なわれるので覚えておきましょう。
他の検査では信号機の色の変化を認識できるかをチェックされたり、10メートル離れた距離で90dbの音を聞き取れるかをチェックされたりします。
視力や健康状態などの対策しようがある検査についてはしっかり準備をしておくことが重要です。
けん引自動車免許で運転できる車両
けん引自動車免許で運転できる車両は、ご自身が取得している運転免許によって変わります。
中型免許を持っている、かつ、けん引自動車免許を持っているならば、中型けん引自動車が運転できる、といった具合です。
けん引自動車免許は、あくまでけん引するための免許であるということ。
他の運転免許に付随する形での使用となるわけですね。
具体的な車両としては、タンクローリーや貨物トレーラーなどがあげられます。
ちなみに、けん引自動車免許を未取得で普通免許しか持っていなくても、車両総重量が750kg未満であればけん引できるので覚えておきましょう。
けん引自動車免許の取得にかかる費用の相場
うまくいけば最も費用を抑えられるのが一発試験です。
受験料・試験車使用料・免許証交付料を合計して1回6550円でけん引自動車免許を取得することができます。
とはいえ、何度も試験に落ちてしまうと、かえって費用がかさんでしまうこともあるでしょう。
そのため、運転に自信のない方や確実に免許を取得したい方は教習所の通学免許か合宿免許を選ぶことをオススメします。
教習所のある地域や時期によっても異なりますが、費用はおよそ12~16万円前後です。
通学よりも合宿のほうがやや安くなる傾向にあります。
けん引自動車免許の取得にかかる期間
教習所に通う場合は最短で6日で取得できるでしょう。ただし、あくまで最短であることを忘れてはいけません。
通学免許で免許を取得するまでにかかる期間は個人に委ねられることが多く、なかなか時間が取れない人であれば1か月ほどかかる場合もあります。
合宿免許も最短5泊6日で免許を取得できますが、こちらの最短はほぼ確実です。
試験に落ちたりすると延長はありますが、しっかり教習を受けていれば問題ないでしょう。
けん引自動車免許は技能教習のみとなっており、教習回数は最短で12時限(第一段階5時限+第二段階7時限)となります。
最短が同じ日数なのはそのためですね。
まとめ
今回はけん引自動車免許の取得条件、運転できる車両、費用の相場、かかる期間について解説してきました。
けん引自動車免許は付随的な免許であり、使用する場所はかなり制限されますが、持っていると仕事には困らないでしょう。
タンクローリーや貨物トレーラーなど、大型の車両をけん引してみたい方は取っていて損はありません。
運転の技術も洗練されるはずです。
最後までご覧いただきありがとうございました。