MT車の坂道発進でありがちなミス3選と対処法
「MT車の坂道発進でエンストしてしまう」
「坂道発進でミスしないためにはどうしたらいいの?」
今回は、こういったお悩みや疑問をお持ちの方に向けて記事を書いています。
✓本記事の内容
・坂道発進とは?
・坂道発進の流れ(MT車) ・MT車の坂道発進でありがちなミス3選と対処法 |
MT車の運転技術で差が出やすいのが坂道発進です。
ここがスムーズにできるのとできないのとでは格好良さが全然違います。とはいえ、坂道発進はMT車の運転の中でもかなり難しい技術の1つ。
この記事を読んで坂道発進の流れとミスの対処法を知り、格好良いMT運転手を目指しましょう。
坂道発進とは?
坂道発進とは、信号や渋滞で坂道に止まっている状態から車を発進させる時に進行方向と反対に下がるのを防ぐ発進方法です。
AT車であれば、それほど難しくありませんが、MT車の場合は普段よりも作業工程が多くなるため、エンストしやすい場面の1つといえます。
坂道発進の流れ(MT車)
ハンドブレーキを使う時の流れ
ギアを1速にする
停止するときはクラッチから踏みましょう。坂道では平地よりも車が止まりやすいため、エンストの危険性ありです。
停止後は、ギアを1速(ロー)にします。
ハンドブレーキをあげる
ここでハンドブレーキをあげ忘れると、車が後退してしまうので注意が必要です。
半クラッチ状態にする
まずは平地の発進よりもやや強めにアクセルを踏みます。そしてクラッチをゆっくりとあげていきましょう。
クラッチをあげていくと、車が少し動くのを確認できるはずです。この状態が半クラッチとなります。
発進する
半クラッチ状態のまま、ハンドブレーキを降ろすと車が前に進みます。
ハンドブレーキを使わない時の流れ
ギアを1速にする
停止するときはクラッチから踏みましょう。坂道では平地よりも車が止まりやすいため、エンストの危険性ありです。
停止後は、ギアを1速(ロー)にします
半クラッチ状態にする
ブレーキを踏んだ状態で半クラッチにするようにしましょう。
発進する
ブレーキからアクセルにすばやく踏み替え、アクセルをさらに踏み込みつつ、クラッチをゆっくりと戻していきます。
これで後退せずに発進することができるでしょう。
MT車の坂道発進でありがちなミス3選と対処法
ギアを変え忘れる・変え間違える
坂道発進の時にギアを変え忘れて2速のままにしてしまったり、変え間違えてニュートラルにしてしまったりすることがあります。
正しくないギアにしてしまうと、エンストの可能性が高まりますし、ニュートラルにすると車が後ろに下がってしまうので注意が必要です。
MT車で坂道発進をするときは必ずギアを1速にすることを忘れないようにしましょう。
ハンドブレーキを引く量が足りない
MT車で坂道発進をするときにハンドブレーキを引く工程があるのですが、この時にハンドブレーキを引く量が足りないというミスがあります。
ハンドブレーキを引く量が足りないと、ブレーキを離したときに車が後ろに下がってしまうので注意が必要です。
対処法はブレーキをゆっくり離すこと。
この時に車が少しでも下がったと思ったらブレーキを踏み直し、ハンドブレーキをもう一度引くようにしましょう。
クラッチをあげてしまう
MT車の坂道発進では、最後の工程で発進するときにハンドブレーキを離します。
その際、ハンドブレーキを離すと同時にクラッチもあげてしまうとエンストしてしまうので注意が必要です。
まとめ
今回は、坂道発進の流れとありがちなミス3選について解説してきました。
MT車の坂道発進は、初心者の鬼門とも呼べる存在ですが、必ず身につけておきたい運転技術です。
しっかり知識を蓄え、実践を重ねることで上手くできるようになりましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。