ダンプカーの運転手はきつい?楽?仕事内容や魅力
「ダンプカーの運転手ってきついの?それとも楽?」
「ダンプカーの運転手の仕事内容や魅力を知りたい」
ダンプカーは荷台を傾けて、積荷を1度に降ろすことができる装置が搭載されたトラックで、主に産業廃棄物や砂利、土砂を運搬するために使用されます。
人力で積荷を降ろす必要がないことから、ダンプカーは楽と言われることもありますが、実際のところ楽なのか、きついのか。
「楽なら、ダンプカーの運転手として働いてみたいな」という方もいらっしゃるでしょう。
この記事ではダンプカーの運転手の仕事内容に加え、きついところ、楽なところについて解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
ダンプカー運転手の仕事内容
ダンプカー運転手はダンプカーを運転し、産業廃棄物や砂利、土砂などを建設現場に搬入したり、資材を生産工場に運んだりするのが主な仕事です。
ショベルカー等で積載したものを目的地まで届けたら、荷台を傾けて荷卸しをします。
ダンプカーの運転だけでなく、車両の安全点検や積載物の落下防止、過積載の確認なども重要な仕事です。
また、ダンプカーには一般公道を走ることができる普通ダンプトラックと一般公道を走ることができない重ダンプトラックの2種類あります。
普通ダンプトラックは、コンクリートや骨材などの資材を建設現場や工場現場に運び、重ダンプトラックはダム建設や鉱山、大規模な工事現場などで土砂等を運ぶのに使用されます。
重ダンプトラックは積載量が11トン以上となっており、一般公道も走れないことから普段目にすることは、ほぼありません。
ちなみに世界最大級の大型ダンプトラックの最大積載量は297トンもあり、一般的なダンプトラックの20台分の車体重量となっています。
ダンプカー運転手で働く場合は、基本的には普通ダンプトラックを運転する仕事がメインになるでしょう。
ダンプカー運転手のきついところ
待機時間が長い
ダンプカー運転手は、大量の土砂や砂利、大きな資材等を積載してもらう際の待機時間がかなり長くなります。
基本的に1つの現場に複数台のダンプカーが入るため、混んでいる場合はさらに長時間待機することになるでしょう。
待機時間が苦手な人は、ダンプカー運転手の仕事をきついと感じることになります。
1日に同じルートを何度も往復する
ダンプカー運転手は、1度に大量の荷物を積載し、工場現場などの目的地へと運搬するわけですが、1回の運搬で作業が終了することはほぼありません。
基本的には1日に同じルートを何度も往復することになります。
また、工場現場などの道は舗装されていないことが多く、不安定な道を安全に走行する必要があります。
とはいえ、作業が単調になりがちで慢心が生じやすいため、忍耐力や集中力が求められる職業であるといえるでしょう。
単調な作業が苦手な人や忍耐力や集中力がない人にとっては、きついと感じやすい職業です。
勤務時間が不規則で早朝や深夜になることもザラ
ダンプカー運転手は現場の作業開始に合わせて荷物を運搬するため、勤務時間が不規則になりがちです。
特に早朝や深夜に作業をすることが多く、生活リズムが崩れやすくなります。
早朝も深夜も睡魔に襲われがちな時間帯ですが、大型で大量の荷物を載せたダンプカーを運転するため、気を抜くのは厳禁です。
毎日、同じ時間に起きて、同じ時間に仕事を開始したいような人にとっては、ダンプカー運転手はきつい職業になるでしょう。
ダンプカー運転手の楽なところ
人間関係に気を遣わなくてよい
ダンプカー運転手は人間関係にあまり気を遣わなくてよい職業です。
勤務中は1人で運転することが多く、荷卸しでも車内で操作するため、対面でコミュニケーションを取る機会が少なくなります。
面倒くさい人間関係のトラブルに巻き込まれたり、上司やお客様にペコペコしたりする必要がないため、精神的に楽です。
休憩時間が多く、過ごし方は自由
ダンプカー運転手は待機時間が長い仕事ですが、車内であれば基本的に自由に過ごすことができます。
スマートフォンで動画を見たり、音楽を流したりしても、特に注意されることはないでしょう。
環境保護のため、待ち時間のエンジン停止が求められることもありますが、その対策さえできていれば、快適に過ごすことができます。
待ち時間を休憩時間と捉えることができる人にとっては楽だと感じやすい仕事です。
手作業での荷下ろしがない
ダンプカー運転手は土砂や砂利などを運び、荷台を傾けることで荷卸しするため手作業での荷卸しがありません。
ほかのトラック運転手であれば、荷物の配送と手作業での荷卸しをしなければならないため、腰を痛めたり、体力的にきつかったりします。
ダンプカー運転手はそういった体力仕事がないため、楽であると感じる人も多いでしょう。
自分の性格とダンプカー運転手の特徴があっていれば楽
ダンプカー運転手がきついか、楽かは結局のところ、自分の性格とダンプカー運転手の特徴があっているかどうかで決まります。
忙しい場所に身を置いて、バリバリ働きたい人にとっては合わないでしょうし、単調な仕事をゆったりとしていきたい人にとっては楽だと感じるでしょう。
この記事の内容をよく読んだ上で、自分と向き合い、就職するかどうかを判断することをおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました。