ミキサー車の運転手になるには?必要な免許や仕事の探し方
「ミキサー車ってどんな車?どうやったら運転手として働けるの?」
「ミキサー車の運転手に必要な資格を教えて欲しい」
「ミキサー車の運転手の求人ってどうやって探すの?」
本記事はこういった方にむけて書いています。
ミキサー車は荷台にドラムと呼ばれるタルのようなものを備えた特殊用途自動車です。
ミキサー車の運転手はドラムのなかに固まる前のコンクリートを入れ、回転させながら工場現場へと運ぶのがメインの仕事内容。
この記事ではミキサー車の概要と仕事内容、必要な資格、求人の探し方などについて解説していきます。
ぜひ、ご覧ください。
ミキサー車とは?
ミキサー車は、工事に使われるコンクリートを運搬する特殊用途自動車です。
生コン車、アジテータ車、トラックミキサなどと呼ばれることもあります。
荷台にはドラムと呼ばれるタルのようなものが備わっており、この中に固まる前のコンクリートを入れ、グルグルと回転させながら運ぶのが特徴です。
ドラムを回転させるのはいったいなぜか?
コンクリートが固まるのを防ぐためと思われがちですが、実は違います。
固まる前の柔らかいコンクリート(以下、生コン)は混ぜていても、90分~120分程度で固まってしまうのですよね。
本当の目的は、コンクリートを構成する材料が分離するのを防ぐことです。
コンクリートは、強度を上げるためにセメントと骨材(砂、砂利)、水から生成されています。
そのため、混ぜ合わせなければ、材料ごとの重さの違いにより分離し、工場現場で強度の高いコンクリートを使用できなくなります。
これらの理由から、ミキサー車はドラムを回転させながら生コンを運搬しているのです。
※特殊用途自動車・・・道路運送車両法施行規則に基づく通達により定められた自動車の用途による区分、主な使用目的が特種である自動車のこと
ミキサー車の運転手の仕事内容
ミキサー車の運転手は工場(プラント)で作った生コンを工場現場に運ぶのが主な仕事です。
前述したように生コンは90分から2時間程度で固まってしまいます。そのため、ミキサー車の運転手は常に時間との勝負です。
事前に道路の混雑状況を予測したり、現場での作業が効率よく終わるように先導したりと、生コンが固まらないように行動する必要があります。
基本的には、プラントでコンクリートを搬入し、工場現場に搬出する作業を1日のうちに複数回繰り返すことになるでしょう。
また、作業終了後に行うミキサー車の洗車も重要な仕事です。
普通免許でもミキサー車の運転手になれるが、中型免許以上が有利
道路交通法改正の都合上、2007年6月1日以前に普通免許を取得した方に限り、ミキサー車の運転手になることは可能です。
ただし、小型ミキサー車(最大積載量3トン)しか運転できないため、求人はかなり少なくなります。
少なくとも中型免許、可能であれば大型免許を取得した方が求人には困らないでしょう。
中型免許であれば最大積載量が5~7トンのミキサー車を運転しか運転できないのに対し、大型免許は最大積載量11トン以上のミキサー車を運転することができます。
また、ミキサー車のサイズが大きくなるにつれて収入も上がる傾向にあります。
「ミキサー車 運転手 求人」の検索結果にある求人サイトから探せばOK
基本的にはGoogle検索などで「ミキサー車 運転手 求人」と調べて出てきた求人サイトから条件にあった仕事を見つければOKです。
代表的なものでいうと、ドライバー求人サイトのドラEVERやクロスワークをはじめとし、Indeedやdodaなどの求人サイトがあります。
求人サイトのほか、企業の採用ホームページから直接応募するのも1つの手段です。
もちろん経験者は優遇されますが、業界未経験であっても中型免許や大型免許を取得してさえいれば、応募資格を満たす求人が多くあります。
勤務時間は7:30~16:30や8:00~17:00など、やや早めの時間帯からはじまり、定時もやや早いというような求人が多いです。
また、業界的に年間休日は多くても105日程度となっており、なかには60日ほどの求人もあります。
やはり、働くうえで休日の数は体力的にも精神的にも金銭的にも重要です。
あまりにも年間休日が少ない求人は避けた方がよいでしょう。
必要な免許を取得し、ミキサー車の運転手になろう
中型免許か大型免許を取得し、求人に応募していけばミキサー車の運転手になることができます。
ミキサー車の運転手は基本的には生コンを搬入し、工場現場へ搬出する作業を繰り返し行うため、ルーティーンワークが好きな方にとっては向いている職業であるといえるでしょう。
興味がある方は、まず求人サイトをあさってみるのも1つの手です。
最後までご覧いただきありがとうございました。