学科試験でよくあるひっかけ問題と攻略のコツ
学科試験の最も効率の良い勉強方法は過去問をひたすら解くことです。
その中で、学科試験に出題される問題文の特徴やクセを掴むことができ、高得点に繋がります。
しかし、過去問を解く時間があまり取れないという方、試験が明日に迫っている方などもいらっしゃるでしょう。
そういった方のために、この記事では学科試験でよくあるひっかけ問題について、攻略のポイントや実際の過去問について解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
ひっかけ問題を攻略するポイント
「必ず~、~しなければならない、絶対に~、すべて~」は疑う
「必ず~」「~しなければならない」「絶対に~」「すべて~」といった断定はすべて疑うべきです。
赤信号は必ず止まらなければならない、急ブレーキは絶対にしてはいけないなど、妙に納得できるような問題文に対して使われるため、意識しておかないとひっかかります。
赤信号は必ず止まらなければならない
⇒緊急車両はその限りではないため×
急ブレーキは絶対にしてはいけない
⇒危険を防止するためやむを得ない場合は急ブレーキを可とするため×
教習所の学科試験における断定は、ほとんど×と考えても問題ないでしょう。
断定には例外がつきものです。
学科試験でよくある引っかけ問題
問題1:車を運転する時は、どんな時でも必ずシートベルトを着用しなければならない。
正解:×
ケガ、障害、妊娠でシートベルトを装着するのが困難な場合や自動車を後退させるとき、郵便物の配達、ゴミ収集で頻繁に乗降する区間での業務など、やむを得ない理由があるときはシートベルト装着が免除されます。
問題2:正面の信号が黄色の点滅をしているときは、車は徐行して進まなければならない。
正解:×
黄色の点滅信号は徐行ではなく、注意が必要です。
ちなみに赤色の点滅信号は、停止位置で一時停止し、安全を確認したのちに進行することができます
問題3:青色の灯火の場合、すべての車は、直進し、左折し、右折することができる。
正解:×
原動機付き自転車は2段階右折をする必要があります。
2段階右折とは、右折する地点まで直進し、その地点で右折をはじめたときに対面する信号に従って進行する右折方法です。
問題4:このような標識のあるところでは、標識の直前で一時停止しなければならない。
正解:×
標識の直前ではなく、停止線の直前、停止線がない場合は交差点の直前に一時停止する必要があります。
問題5:この標識は追い越し禁止を表している。
正解:×
追い越し禁止ではなく、道路の右側にはみ出して追い越しするのが禁止です。
問題6:この標識のあるところは、道路工事中であるため徐行して通行しなければならない。
正解:×
この標識は警戒を促しているだけであって、徐行しなければならないという意味はありません。
問題7:この標識のある区間内では、たとえ見通しの良い交差点であっても警音器を鳴らさなくてはいけない。
正解:×
警音器をならすのは見通しのきかない道路の曲がり角です。
問題8:中央線は、必ず道路の中心にひかれている。
正解:×
中心ではなく、道路の中央にひかれています。
問題9:上り坂の頂上付近やこう配の急な坂は、徐行すべき場所である。
正解:×
こう配の急な坂ではなく、こう配の急な下り坂です。
問題10:交差点とその前後30メートル以内の場所は、優先道路を通行している場合を除き、追い越しが禁止されている。
正解:×
前後30メートルではなく、手前30メートルです。
ポイントを抑えて、ひっかけ問題に騙されないようにしよう
「必ず~」「~しなければならない」「絶対に~」「すべて~」といった断定に注意し、細かい表現方法の違いを見逃さないように問題文をしっかり読みましょう。
意識するだけでも、ひっかかる可能性を減らすことができます。
最後までご覧いただきありがとうございました。