二輪検定でよくある減点項目17選
「二輪検定の減点項目を知り、試験に役立てたい」
「二輪検定の減点項目を理解し、日ごろの教習から意識していきたい」
こういった方にむけて書いています。
二輪検定は最初に合計100点が与えられ、減点項目の点数や数によって、減点されていきます。そして、100点の持ち点から70点を下回ると不合格です。
つまり、減点できるのは30点までということ。
減点項目について頭に入れておかないと、気がついたら70点を下回って不合格になった、なんてことになりかねません。
この記事では二輪検定の減点項目について、詳しく解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
一発アウト編
転倒
バイクのバランスを崩してしまい、転倒してしまうと一発アウトです。
特に低速での運転時や停止後に起きやすいでしょう。
パイロン衝突
コーン(パイロン)に接触すると、正確なコースキープができていないと判断されてしまいます。
スラローム、S字 、クランク、これらの試験時にパイロンは用意されており、万が一、衝突してしまうと一発アウトです。
スラロームの失敗
高速で連続的なコーンの間を通過するスラロームで、進路転換コースを順に通過できなかったり、足をついてしまったりすると一発アウトになります。
エンストも一発アウトなので注意が必要です。
一本橋の失敗
そもそも平均台に乗れなかったり、脱輪や落輪が起きてしまったりすると一発アウトです。
エンストが起こったり、足をついたりすることも許されていません。
急制動オーバー
急制動の停止線をオーバーすると一発アウトです。
また、速度未達に関して、1度目は減点で済みますが、2度目は減点ではなく、一発アウトになります。
一時不停止
停止義務のある場面でバイクを完全に停止せずに進行すると、交通ルール違反とみなされ、一発アウトです。
油断していると、つい、一時停止を忘れてしまうことがあるので注意しておきましょう。
20点減点編
速度超過(5km/h以上)・徐行違反
指定された速度を5km/h以上超過したり、徐行区間において適切な速度を維持できなかったりすると、大幅減点になります。
ふらつき大
バイクのバランスを崩し、大きくふらついてしまうと、大幅減点です。
リラックスした運転姿勢と適切なアクセル・ブレーキ、ハンドル操作が求められます。
パイロン接触小
パイロンにわずかに触れてしまう程度でも、正確な操作ができていないと見なされます。
スラローム、S字 、クランクの時は特に注意しておきましょう。
10点減点編
運転姿勢不良
正しい姿勢でバイクを操作することは安全性にも関わる重要なポイントです。
バランスを保ちながら運転姿勢に注意しましょう。
速度超過(5km/h未満)・速度不維持(指定速度より5km/h遅い)
指定速度より、早すぎても遅すぎても減点されます。
日ごろの教習から、適切な速度を維持した状態での運転を心がけることが重要です。
急ハンドル
急なハンドル操作はバランスを崩す原因となります。
事故にも繋がる可能性があるため、当然減点対象です。
ゆとりをもち、スムーズなハンドリングで安定した走行を心掛けましょう。
安全不確認
左右確認や降車時の後方確認、歩行者、踏切など、運転をしていると様々な場面で安全確認が要求されます。
日ごろの運転意識がそのまま出る部分ではありますが、試験が始まる前に強く、意識するだけでも結果は変わってきます。
方向転換や車線変更の際にはしっかりと確認しましょう。
急制動の速度未達
急制動の速度未達について、1回目は10点減点です。
ただ、2回目は一発アウトとなるので、速度未達にならないように練習しておきましょう。
5点減点編
乗車時のミラー調整忘れ
ミラーの調整を怠ると、後方の確認が難しくなり交通安全に影響します。
地味ですが、重要な作業です。
出発前にミラーを確認・調整することを習慣づけておきましょう。
駐車措置違反・駐車方法違反
エンジンが不停止であったり、車両の右側の道路(車道)上に3.5メートル以上の余地がない場所に駐車してしまったりと、違反になります。
合図不履行
方向転換や車線変更時に合図を怠ると、周囲の車に自分の意図が伝わりにくく危険です。
車線変更、右折、左折等の合図はきちんと行いましょう。
ウインカーの切り忘れも減点されるため、注意が必要です。
まとめ
二輪検定で合格するためには、ある程度、減点項目について頭に入れておき、それに対する対策を考えておく必要があります。
特に一発アウト、20点減点の項目は要注意です。
ただし、大きな減点ばかりにとらわれるのもよくありません。
ちりも積もれば山となります。
安全確認やミラーの調整忘れ、運転姿勢不良など、細かいですがどれも重要です。
できれば、日ごろの練習から忘れないように習慣化しておきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。