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運転初心者は車種を選ぶべき?乗りやすさやコスパの良いおすすめ車種を5つ紹介

免許を取得した手の運転初心者の中には、自分が憧れの車に乗る姿を思い描いている方は多いるのではないでしょうか。

しかし、憧れだけにとらわれると、運転初心者に向かない車種を購入してしまうことがあります。

運転初心者は運転経験が乏しく、まだ車両感覚を掴みきれていないため、車を選ぶなら乗りやすさやコスパを重視するのがおすすめです。

この記事では、「初心者は車種を選ぶべきなのだろうか」という疑問や、乗りやすくコスパの良い運転初心者におすすめの車種について詳しく解説します。

運転初心者は車種を選ぶべき!その理由は?

結論から言うと、運転初心者は車種を選ぶべきです。

その理由は以下の3つです。

理由1:車両感覚が掴めていないから

教習所では、普通のセダンで運転している方が多くを占めます。

そのため、運転初心者の車両感覚は、セダンが基準となっています。

そこでいきなりミニバンやステーションワゴンなどの大きな車を運転しようとすると車両感覚がまったく異なるため慣れるまでは危険がともないます。

内輪差や死角を掴みにくいため、「右左折しにくい」「車庫入れできない」「すれ違える道幅が分からない」など、運転に支障が出てしまうのです。

結果的にぶつける、こする、巻き込むなどの事故が多くなってしまいます。

このように、運転初心者は車両感覚が掴みきれていないため、いきなり大きな車に乗るのは避けましょう。

理由2:運転に対する恐怖心があるから

恐怖心が薄れていないうちは、自分でコントロールしきれないような車に乗るのは危険です。

一部の高級車やスポーツカーなどは、アクセルを少し踏むだけで大きく加速したり、ハンドルワークが難しかったりと、運転者の能力をある程度必要とします。

運転初心者は、上記のようなある程度高度な運転能力が必要な車は避け、操作しやすく、取り回しが良く、小回りが利いてコントロールしやすい車種を選ぶのがおすすめです。

理由3:運転経験が少ないから

ある程度の運転年数や経験を積むと、どんな車に乗っても運転の感覚をすぐに掴めるようになります。

しかし、初心者は、まだ運転の感覚がきちんと掴めていないため、乗り慣れない車に乗ると、途端に感覚がわからなくなってしまいます。

慣れない車に乗ると運転の感が分からなくなる初心者は、教習所で乗っていたセダンに近い型の車や、セダンよりもコンパクトなサイズの車を選びましょう。

運転経験を積んである程度自信がついたら、上級者向けの車に挑戦するのがよいでしょう。

運転初心者が選ぶべき「乗りやすい」車の特徴

運転初心者は、「乗りやすさ」を最優先に車種を選びましょう。

「乗りやすい車」には以下の5つのような特徴があります。

  • ・ボディサイズがコンパクトで小回りが利くこと
  • ・視界が広いこと
  • ・安全性能・運転アシスト機能が充実していること
  • ・インパネがシンプルで、操作がしやすいこと
  • ・値段が安めで、燃費がいいこと

それぞれ詳しく解説していきます。

特徴1:ボディサイズがコンパクトで小回りが利くこと

サイズが大きな車ほど車両感覚が掴みにくくなります。

そのため、軽自動車やコンパクトカーなど、ボディサイズが比較的コンパクトで小回りが利く車種を選ぶとよいでしょう。

「小回りが利く車」というのは、最小回転半径が小さい車を指します。

最小回転半径とは、ハンドルをいっぱいに切って転回した際、外側の前輪が描く弧の直径のことです。

外側の前輪が描く弧の直径が小さいほど、狭い路地などを走る時や、駐車時、Uターン時などに有利になります。

最小回転半径は、一般的に車体のサイズに比例します。

大きな車は、前輪と後輪の間隔が長いため、転回時の内輪差が大きく、小回りが利きにくいと言えます。

したがって、ボディサイズがコンパクトで小回りが利くことは、運転しやすい一番のポイントです。

特徴2:視界が広いこと

視界が広いと周囲の状況を確認しやすいため、事故のリスクを軽減することができます。

具体的には、フロントガラスの両端にあるピラー(柱)が細く設計されている車は、視界が広いと言って良いでしょう。

ピラーがあると、車道に侵入してきた車や飛び出してきた自転車や子どもを見つけにくくなります。

また、視界が広い車は車両感覚を掴みやすいこともメリットです。

たとえば、フロントガラスから前方のボンネットの端や左側の端が見えるような車は、車両感覚が掴みやすいと言えます。

そのため、運転初心者はなるべくボンネットが短く、トランク部分がない(ハッチバックモデル)四角い車が運転しやすいと言えるでしょう。

特徴3:運転アシスト機能・安全性能が充実していること

近年販売されている車には、以下のような事故や過失を防ぐ様々な機能が搭載されています。

  • ・衝突被害軽減ブレーキ
  • ・車線逸脱抑制機能、障害物があると音で知らせる機能
  • ・前方の車との車間距離を保つ機能
  • ・アクセルとブレーキの踏み間違いを防止する機能
  • ・坂道で後ろに下がるのを予防する機能
  • ・駐車時にバックモニターなどでアシストする機能

これらに頼り過ぎるのも問題ですが、運転に自信がない初心者は、上記のような運転アシスト機能がついた車の方が安心できます。

特徴4:インパネがシンプルで、操作がしやすいこと

インパネとは、運転席前方の計器類のことです。

速度計、タコメーター、ガソリンメーターなどがシンプルに配置されていると、どこを見ていいのかがわかりやすく、前方から目をそらす時間が短くて済みます。

また、ウィンカーとワイパーだけでなく、オーディオの操作、エアコンの操作なども、ステアリングで操作できる車が増えています。

内装は、デザインに凝るのもいいですが、まずはシンプルで操作しやすいインパネの車を選ぶのがおすすめです。

特徴5:値段が安めで、燃費がいいこと

最初から高級車に乗ってしまうと、「もし傷をつけたら…」と考えただけで、プレッシャーを感じてしまい、運転が委縮してしまいます。

したがって、「多少、こすったりぶつけたりしてもいいや」と思えるくらいの値段の中古車から乗り始めるのも一つの選択肢です。

また、初心者には、ガソリンの給油も面倒なものです。

ハイブリッドで燃費のいい車であれば、頻繁に給油しなくて済むだけでなく、その分維持費も浮きます。

近年は、ハイブリッド車も中古車市場に出回っています。

ガソリン車、ハイブリッド車の両方を候補にして価格と燃費の両面から考えると、納得して購入できる車が見つかります。

乗りやすくてコスパの良いおすすめ車種5選

乗りやすくコスパの良い初心者におすすめの車種は以下の5つです。

【1】N-BOX(ホンダ)

「N-BOX」は、ホンダの軽自動車の中でもトップの売れ行きを誇るスーパーハイトワゴンタイプの車です。

室内のスペースを最大にするため、タイヤが車体の四隅に配置されているため、車両感覚が掴みやすいと言えます。

また、インパネも水平・直線基調になっているので、シンプルで使いやすい設計です。

安全性能も、画角が拡がったカメラと前後8つのセンサーにより、幅広い視野で周囲を監視し、繊細な制御を行います。

車内空間が広く燃費性能も高いため、買い物やレジャーなど荷物を多く積載する街乗りに適した車種と言えます。

【2】タント(ダイハツ)

「タント」はスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車で、室内の広さや乗り心地の良さに定評があります。

特徴は、「ミラクルオープンドア」です。

助手席側のピラーをスライドドアに内蔵したことで、助手席側のドアと後席のスライドドアを全開にすると、約150㎝もの開口幅となります。

開口幅が広いことにより、乗り降りや荷物の積み下ろしが楽に行えるようになりました。

車高が高く、視界も広いので、運転しやすい車種と言えます。

ファミリーカーとして使用したい方にもおすすめの車種となっています。

【3】アクア(トヨタ)

「アクア」はフロントピラーが細くて死角が少なく、前方が見やすい設計になっています。

速度はマルチインフォメーションディスプレイでデジタル表示され、見やすいのが特徴です。

ステアリングのスイッチ類やシフトが手の届きやすい位置にあり、前方を見ながら操作できます。

また、安全性能も標準装備で数多くついており、オプションでトヨタチームメイトの機能も追加できます。

シフトをバックに入れ、ブレーキに足を添えておくだけで、並列・縦列駐車をアシストしてくれるのは、初心者にはありがたい機能と言えるでしょう。

トップレベルの燃費性能を誇っているため、燃費を重視する方におすすめの車種です。

【4】フィット(ホンダ)

「フィット」は、インパネを水平基調にし日差しを遮るバイザーをなくすことに加え、ピラーの構造を大きく変えることで、視界を広く確保しています。

シートは骨盤から腰椎までを支える作りになっており、自然な姿勢で座れるため、リラックスして運転することが可能です。

安全性能は、ホンダの先進安全運転支援システムが最大で16種類装備されています。

たとえば、停車中にブレーキから足を離しても停車状態が続く「オートブレーキホールド機能」がついているため、クリープ現象で前車に衝突などという事故も防げます。

コンパクトなボディとは裏腹に車内は広くゆったりとしているため、長距離ドライブをする人にもおすすめの車種です。

【5】ノート(日産)

「ノート」は、日産独自のハイブリッドシステムが搭載されている車種です。

エンジンで発電し、その電力を使って走るため、パワフルな走りを実現しつつ滑らかで静かな走行が可能になっています。

また、全方位運転支援システムが標準装備で、道路標識まで検知して知らせてくれます。

インテリアは水引をモチーフにしたシンプルでモダンなデザインです。

コンパクトながら車内は広々としており、荷物が多く積めるため、アウトドアやレジャーを楽しみたい方にもおすすめです。

運転初心者の車選びは乗りやすさが重要!

初めから、「スポーツカーに乗りたい」「ピックアップトラックに乗りたい」という方もいるかもしれませんが、運転経験が乏しいうちは乗りやすさやコスパを重視して選ぶのが一番おすすめです。

今回ご紹介したおすすめの車種を参考にして、初めての一台を選んでみてはいかがでしょうか。

上池自動車学校では運転初心者や、「教習所で運転したきり…」という方を対象に「ペーパードライバー講習」を行なっております。

ぜひ車の購入と同時にこちらの受講も検討してみてはいかがでしょうか。

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